Above & Beyond

日々のアウトプット記録

Spacial Chat、始めました。

現弊社のエメラダ株式会社は、入社時から基本的にリモートでの仕事になっています。

課題感

通勤をしなくて良いので、東京までの通勤時間の長い自分にとってはリモートワーク前提というのはとても働きやすいのですが、 入社時からリモートだとどうしても横の繋がりが希薄になりがちですね。

弊社でもご多分に漏れず、エンジニアの間で

  • ちょっと聞きたいけど、わざわざビデオ会議をする程でもないので聞けない
  • 他の人が何をしているのかが分かりづらい
  • 雑談するような場が無くて、お互いの距離感が掴みづらい
  • かと言っていまさら出勤を再開するというのも何か違う気がする

といった課題がありました。

それを解決するための試みとして、GoogleMeetのブレイクアウトセッションを使った帰りの会というのを実施してみたりもしたのですが、 今ひとつしっくり来る感じではなかったように思います。

Spacial Chat

このままだと良くないなと思って、始めたのがSpacial Chatです。

spatial.chat

いわゆるバーチャルオフィスと言うか、TV CMで見かける oVice とかと同じ様な事ができるサービスになります。

色々ある中でSpacial Chatを使ってみようと思ったのは、無料プランが有ることです。 試しに始めてみるという時に、料金が、というと小さな会社では結構ハードルが上がるのではないかと思います。 勿論、無料であるゆえの制限はあるのですが、取り敢えず使ってみようと言う時には無料で使えるのはありがたい。 (お金を払う気がないということではなく、お試しでも始めやすいという意味です、念の為)

という事で始めてみました。

メールアドレスを登録してSpaceを最初に作ります。

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登録できると、ログインページのURLと管理ユーザーのログインページURLが記載されたメールが登録したメール アドレスに届くので、そのリンクを踏めばスペースに入れます。メチャクチャ簡単です。

どんな感じか

取り敢えずどんな感じで使っているかの画面を紹介します。

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標準で用意されている背景の中でオフィスっぽいのをそのまま使っています。

ログインすると自分を示す丸いアイコンが表示されます。カメラOFFの時はアイコン、カメラONのときはカメラ映像になります。

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それぞれのアイコンを近づけると相手に声が届いて、離すと声が小さくなっていくような仕掛けになっています。 リアルのオフィスと同じ様に、近くの人の声はよく聞こえて遠くの人の声は聞こえない、というのを再現している感じです。

画面共有、チャット(全体、個別)、メガホン(Roomにいる全員に声が届くツール)の他にも、動画を貼り付ける機能などもあります。 それらは画面の下にあるこんな感じのボタンで操作します。

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基本的には普段はカメラもマイクもOFFの状態でOKなので、常に接続しっぱなしで落ち着かないってことはないです。 なにか話しかけたいことが出来たら、アイコンを近くに持っていって、マイクをONにして話しかけます。 話しかけられると声が聞こえるので、それが聞こえて相手もマイクをONにすると会話が始まります。 その際にカメラをONにしなくても大丈夫です。

Zoom等と同様に画面共有等もできるので、サービスの画面を見ながら打ち合わせをする、というようなこともできます。 上手く使えばエディタの画面を見せながらモブプログラミングなんかもできますね。(まだやったことはないですが)

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工夫している点

エンジニア以外も利用しているので、電話中とか他の打ち合わせ中など、話しかけられたくない時もあります。 Spacial Chatにはステータスを表示する機能がないので、

  • 話しかけられても問題ない デスクワークエリア
  • 話しかけられたくない時に使う 電話/面談中エリア
  • ちょっとした打ち合わせに使う プチ会議エリア
  • 休憩で雑談ができる 雑談・休憩エリア

という4エリアに分けて、各自がアイコンを移動してステータスを表すというルールにしています。 これにより、取り込み中に話しかける恐怖というのが軽減されました。

あと、ログイン画面だったり、各部屋の背景画像は自分で好きなものをアップロードできるので、 無味乾燥な感じにならないようにしています。

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他のツールとの使い分け

チャットはSlack、ビデオ会議はGoogle Meetを使っていますが、いまのところそれはそのまま使っています。 それらでは抜け落ちていた緩いつながりをSpacial Chatで補完しているので、どちらかだけでOKという事にはなっていないです。 この緩さがいまのところ良い感じに作用しているので、暫くはこのまま使い続けるんだろうなと思います。

導入した効果だと思っていること

まだ始めてから2週間位ですが、他のメンバーと話をする機会が明らかに増えました。

以前からSlackとかでの会話は有ったのですが、実際に話したほうが早いこともありますし、話をする心理的障壁が無くなってきているかなと実感します。

リアルオフィスだと、ちょっと話しかけてその場で立ち話をして解決、みたいなことが有ったと思うのですが、あの感じに近いことが起きつつあります。

また、周りで話しをしているとなんとなくそれが聞こえてくるので、話に割り込んでみたりとかも自然発生していて面白いなと思います。

アイコンを近づければ話せるというのは分かりやすいインターフェースなので、エンジニア以外の人も結構使ってくれているようです。

まとめ

Spacial Chatを導入したら意外にみんなが楽しく使ってくれていて、良かったな、という話でした。 これで終わりという訳ではないですが、こういう工夫がサクッと受け入れられることは、良いですよね。

最後に、弊社ではエンジニアを募集中です。 これを読んで興味を持っていただいた皆様からの応募をお待ちしています。 カジュアル面談も随時受け付けていますので、お気軽にどうぞ!

f:id:kabukawa:20211211003218j:plain www.emerada.co.jp