技術書典、行ってきました。戦果はこんな感じです。
で、せっかく買ってきたので、読んだ感想を書いていこうと思います。
Redmineでやってみた
最初は、たかのあきこさんの「技術書典で購入した本を読んだ感想」
この本を買った理由
前職ではRedmineを使ってチケットベースで開発をしたり、Wikiとかニュースを使って情報を共有したりしていました。Redmineの基本機能で足りない分はプラグインを入れて補っていたのですが、issue templateプラグインは最初にRedmineをセットアップしたときに入れたものの一つです。そのプラグインの作者がたかのあきこさんでした。というわけで、いち利用者としてとてもお世話になっていましたし、Twitterでのツイートを拝見していて、ちょっと読んでみたいなと思ったのがきっかけです。
余談ですが、当日はお子さんと一緒に売り子をされていて、たくさんの人がいてごった返す技術書典の会場で、そこだけほんわかした雰囲気でいいなと思いました(笑)
感想
本は表紙を入れて24ページでA6版。 ホチキス留めではあるものの、フルカラーだし表紙はコート紙を使うなど、こだわりのある作りです。
本文は3部構成になっています。
- エピソード1:Redmineにあってみた
- エピソード2:おひとりさまでもDevelopment
- エピソード3:気がつけば、つながった
各ページにカラーでイラスト(グラフィックレコーディング)が入っていて、単に文章を読むだけでは分からないニュアンスも伝わってくる構成で、いいなと思いました。
「エピソード1:Redmineにあってみた」では、Redmineとの出会いや、導入から部署内外への広がりが書かれています。
- 何をしたいかを明確にした
- 自分で触ってみて機能などを確認
- 良かったこと、悪かったこと(不具合)の修正、ドキュメントの作成
- リリース
- 上司の協力(攻めの上司)
- 思っていた以上に使う人が広がっていった
という流れがサラッと書かれているのですが、これ、実際にやるとなかなかうまくいかないんですよね。 特に、事前に調査して、駄目なところは直して、ドキュメントを作ってというところは、使うパワーの割に評価されづらい(使えて当たり前でしょ、という感覚が使う側には有る)部分なので、これをできるのは凄いなぁと思いました。
「エピソード2:おひとりさまでもDevelopment」はプラグインなどの開発について書かれています。
プラグインの開発を始めたきっかけや、英語対応の理由も書かれていてなかなか興味深い内容です。 また、おひとりさま開発についても、CI回したり一人コードレビューやったりということの他に、モチベーションを保つにはということも書かれていて、良かったです。
趣味であるかどうかにかかわらず、一人で開発を進めるのはチーム開発とは異なる難しさがあります。もちろん、一人で作業する気楽さや自由はありますが、困っていても周りに聞く相手がいなかったり、不具合への不安などから、モチベーションを保ちつづけるのがなかなか難しい。そのあたりの話を読むことができて、良かったなと思いました。
「エピソード3:気がつけば、つながった」では、お母さんであり開発者であるということで生じるジレンマや、Jenkinsについて、プラグインや外部の勉強会などを通じて得られたコミュニティとのつながりの話が書かれています。コミュニティとの出会いやつながりは、自分でも感じている部分なので、すごく共感しました。繋がることで、一人じゃないんだと思えるし、勇気をもらえる。未来に繋がっていくんだなぁ、ということを感じました。
まとめ
うまく内容が伝わったか心配ですが、凄くいい本だと思います。興味を持たれた方、機会があれば、是非読んでみてください。 11月の Redmine.Tokyo でも少部数の販売があるとかないとか、、、