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日々のアウトプット記録

第36回 エンバカデロ・デベロッパーキャンプ・イン東京

昨日は 「第36回 エンバカデロデベロッパーキャンプ・イン東京」というイベントに参加してきました。

www.embarcadero.com

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会場はUDX GALLERY。

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実は初めて中に入ったのですが、線路のすぐ脇なのに静かでした。 スペース自体も結構ゆったりしていて、長時間のイベントでしたがそれほど苦痛な感じはしなかったです。 ただ、Wi-Fiが無かったのが残念。(スタッフ用にしていたのかもしれませんが)


目次


Embarcadero Developer Camp とは

Windows 10対応、マルチデバイスサポート、クラウドサービスとの連携などに加え、Senchaとの統合性を高め、多様性に対応するDelphi / C++Builder。その新バージョンが登場しました。最新の開発技術に関する情報やノウハウをお届けする開発者のための技術イベント


Embarcadero 社について

www.embarcadero.com

僕が社会人になって最初に買ったコンパイラBorlandという会社の Delphi 2.0 でした。Object Pascal(今はDelphiというのが言語の名前にもなっているようですが)を使った統合開発環境で、RAD(Rapid Application Development)の為のツールです。当時大流行していたVisual Basicに比べて

  • ネイティブコードにコンパイルされる
  • GUI開発が容易でVCL(Visual Compornent Library)という豊富な部品群が用意されている
  • コンパイル/実行が高速

といった特徴がありました。

その後、仕事でC++でアプリケーションの開発でGUI開発をDelphiのようにできるものが欲しいということでC++ Builderという製品を使ったこともあり、一時期 Borland社の開くカンファレンス(当時は有料で3万円くらいかかった気がする)に個人(もちろん自腹)で参加するくらい、割と熱心な Borland の製品ファンでした。

ただ、Borland 社自体は、開発ツールだけでなくVisiBrokerのようなエンタープライズ向けの製品も扱うようになって会社名が Inprise になったり、でも結局また Borland(正確には Borland Softwareだったかな)に戻ったり迷走している感じになったりしていました。そして、そんな状況になってしばらくしたら、Embarcaderoという会社になっていました。(僕の記憶ではそんな感じですが、正確にはもうちょっと違うかもしれません)

で、気がつけば今はEmbarcaderoはIderaという会社のツール開発部門になっていたんですね。その間もDelphiC++ Builderはしぶとく生き残ってきたわけで、このイベントの告知を見つけた時に、なんか懐かしいという気持ちとどう変わったのだろうという期待から、参加を即決していました。


タイムテーブル

時間 会場/種別 内容
10:00~11:00 【T1】Delphi / C++テクニカルセッション iOS 12Android 9時代の今からでも始められるモバイル開発入門」
11:00~11:10 休憩
11:10~12:10 【T2】テクニカルケーススタディ クラウド税務・会計・給与システム開発にスピードを!A-SaaSがSencha Ext JS/Sencha Testを導入した軌跡」
12:10~13:20 昼休み
13:20~14:00 【G3】ジェネラルセッション 「エンバカデロの開発ツールビジネス戦略」
14:00~14:50 【G4】プロダクトオーバービュー Delphi / C++Builder / RAD Studio新バージョンの概要」
14:50~15:00 休憩
15:00~16:00 【T5】Delphi / C++テクニカルセッション 「事例で学ぶDelphi / C++Builder開発手法」
16:00~16:10 休憩
16:10~17:10 【T6】Delphi / C++ / Sencha テクニカルセッション 「Web拡張、クラウド対応も万全!つなぐシステム構築法」
17:10~17:20 休憩
17:20~18:00 【G7】ライトニングトーク 「共有!みんなの開発事例、開発経験、テクニック」
18:30~20:30 懇親会

セッション

動画配信

セッションは動画による配信もあります(ちょっと長いですが。。。)ので、こちらも見てみてください。

午前の動画

www.youtube.com

午後の動画

www.youtube.com


セッション資料

公開されていますが、登録しないとダウンロードできないようです。 エンバカデロ・デベロッパーキャンプ - 開発者のための技術イベント - 資料ダウンロード - Embarcadero


iOS 12Android 9時代の今からでも始められるモバイル開発入門」

株式会社シリアルゲームズ 取締役 細川 淳

製品: RAD Studio、DelphiC++Builder

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クラウド税務・会計・給与システム開発にスピードを!A-SaaSがSencha Ext JS/Sencha Testを導入した軌跡」

アカウンティング・サース・ジャパン株式会社 プロダクト開発グループ 土田 拓也、斎藤 はるか、北村 圭

製品: Sencha

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「エンバカデロの開発ツールビジネス戦略」

Idera CEOランディ・ジェイコプス

製品: RAD Studio、DelphiC++Builder、Sencha、Ranorex

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Delphi / C++Builder / RAD Studio新バージョンの概要」

エンバカデロ・テクノロジーズ セールスコンサルタント 井之上 和弘 エンバカデロ・テクノロジーズ セールスコンサルタント 筑木 真志

製品: RAD Studio、DelphiC++Builder、Sencha

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「事例で学ぶDelphi / C++Builder開発手法」

エンバカデロ・テクノロジーズ セールスコンサルタント 小川 道貴

製品: RAD Studio、DelphiC++Builder

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「Web拡張、クラウド対応も万全!つなぐシステム構築法」

エンバカデロ・テクノロジーズ セールスコンサルタント 井之上 和弘

製品: RAD Studio、DelphiC++Builder、Sencha

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【G7】ライトニングトーク

「共有!みんなの開発事例、開発経験、テクニック」

LTは7本あり、どれもとても面白かったのです。ただ、資料は公開されていないので割愛します。


懇親会

中の人に色々な話を聞けて、すごく楽しかったです!

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まとめ

淡々と進む感じでしたが、開発ツール関連のイベントへの参加は久しぶりなので、楽しかったです。 DelphiC++ Builderも地道に正常進化していたし、使ってみたい機能も多かったなぁ。 Community Editionという無償で使えるバージョンも用意されているので、入れて試してみようかなと思いました。

あ、あと、Enterprise Connectors というのがあって、これを使うとDBへの接続と同じようにコンポーネントをポトリペタリして、パラメータを設定するだけで100以上のデータソースに接続してデータを参照したり更新したりできるサービスが提供されています。

Enterprise Connectors - エンバカデロ・テクノロジーズ

サービス自体は昨年発表されていたものとのことですが、なんか何処かで見たことが有る気が。。。

www.youtube.com

と思ってデモを見ていたら、コンポーネントの名前のところに cdata. xxx という文字が。 この間のSQL Server 2019勉強会のときにも話題になっていた CData Softwareさんの製品が組み込まれていました。

https://www.cdata.com/jp/

個人的にはホットな話題だったので、見た瞬間ちょっと興奮しちゃいました(笑)