タイトルの通りなんですが、家の中のネットワークが結構構成が古くなってきたのと、WFHで家から接続する回線の帯域が結構大事になってきたので、再構築をしています。
2020年8月より前の状態
家の中までの回線はフレッツのマンションタイプ(VDSL配線)なので最大100Mbps(実際は機器の性能も有るのでいいとこ90Mbpsというところ)。 ルーターとVDSLモデムはNTTのレンタル品をずっと使っています。 家の中はPCが増えたりする度に少しずつ追加したりしながら構築してきたので、去年までは100Mbpsの有線+無線アクセスポイント2台の構成でした。
ルーターの3つの口は100Mbpsなんですが、そろそろギガビット化したいよねと思い立ち、その先(家の中)は去年末にギガビット化しています。
設置場所 | 機器 |
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リビング側Wi-Fiアクセスポイント | ASUS 1734+800Mbps(11a/b/g/n/ac) スタイリッシュなデュアルバンドギガビットWi-Fi高速無線ルーター RT-AC85U(利用目安環境 最大15台/3階建・4LDK)
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リビング側スイッチングハブ | TP-Link 8ポート スイッチングハブ 10/100/1000Mbps ギガビット 金属筺体 設定不要 ライフタイム保証 TL-SG108V4.2
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書斎側Wi-Fiアクセスポイント | | TP-Link Wi-Fi 無線LAN ルーター 11ac AC2600 1733 + 800 Mbps MU-MIMO IPv6 デュアルバンド ギガビット Archer A10 3年保証
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自分は以下の図で言う書斎で仕事をしており、ルーターのあるリビングから15mのLANケーブルを自分で張ってます。 コレ自体は今の家に引っ越してからずっとこのままですね。 自分では普通だと思っているけど、こういう構成は逸般の誤家庭、に入るのかな。
で、今回の再構築のきっかけですが、やっぱりWFHですね。 仕事の事情で家から会社のPCにリモートデスクトップ接続せざるを得ないのですが、PPPoE接続でフレッツの網終端装置の混雑などに左右されやすく、日によって使うに耐えないこともありました。 なので、まずは速度が落ちるのを回避したい、ということで外との入り口をIPoE化したかったので、そこから着手。
2020年8月の構成
幸い、プロバイダのOCNはIPoE接続オプションを6月から無料提供していて、IPoE接続できるルーターがあればすぐにでもIPoE化できそう。 ところが、OCNはDS-Liteとかではなく独自のOCNバーチャルコネクトというのを採用しているので、これに対応したルーターが意外に限られる事が発覚。 あまりお金はかけたくないので、IIJ mioのサプライで以下のルーターを購入。
NEC Aterm WG1200HP3 [無線LANルーター/867+300Mbps] 親機単体 (11ac対応) 型番:PA-WG1200HP3
- 発売日: 2019/12/01
- メディア: Personal Computers
IIJ mioのサプライで買ったのは、価格が一番安かったのと、プロバイダの乗り換えも考えた時にIIJで売っているやつなら大丈夫では?という期待から。 さてこれでめでたしめでたしとなればよかったんですが、もちろんそうはならなかったのです。 実はIPoEにしてしまうと、OCNが会員向けに提供しているOCNドットフォンというIP電話が使えなくなるのです。 急に切り替えると、固定電話として使っていた番号の変更通知をいろいろなところに出さないといけないので、家族から反対をされました。 さて困った。ということで、以下のような構成に。
VDSLモデムとルーターの間にスイッチングハブを噛まして、IP電話用に古いルーターを残しつつ、外への接続は新しいルーター経由でという形。 これで両方のニーズを無理くり満たす構成になりました。噛ませたのはこのハブ。ギガビットでそこそこ安い金属筐体で5口のやつ。
TP-Link 5ポート スイッチングハブ 10/100/1000Mbps ギガビット 金属筺体 設定不要 ライフタイム保証 TL-SG105V5.0
- 発売日: 2018/04/05
- メディア: Personal Computers
ひどいときは10Mbpsを切ることがあった接続速度も、IPoE化によって安定して80Mbps以上で繋がるようになりました。 これで自宅側回線起因での速度低下に悩まされることはなくなりました。 (勘のいい人は気づいているかもしれないけど、会社側の回線速度も上がらないと効果は半減なんですけどね)
2020年9月末の構成(予定)
で、残っていたVDSL配線による100Mbps縛りも、7月からNTTの工事費が無料になるキャンペーンが始まっているので、光配線化をすることにしました。 うちは古い団地なんですが、分譲なので宅内の回線を光配線にするのに誰かの許可を得る必要もなく、ここは割とサクッと決まりました。 家族を説得してIP電話も廃止して良いことになり、ネットワークのギガビット化もあと少しで完成です。 (下の図のVDSLモデムはホームゲートウェイに変わる予定ですが、ブツが無いので絵は変えてません)
これに向けて、家の中に張り巡らせていたLANケーブルもカテゴリ7まで上げて、高速化に備えたものにしています。
部屋と部屋を結ぶやつは壁の色を考えて白の15m。(結局配線カバーに入れちゃったので色は関係なかったんだけど)
ルーター間とかPCとの接続は黒を選択。2m、3mあたりで配線を取り回し。
古いPCをごっそり廃棄したので、100M接続じゃないと駄目なのはFireTV、テレビ、複合機くらい。 この辺も次の買い替えのときには新しい環境に合うように変えていかないとね。
おまけ
今回のネットワーク図はVSCodeに以下の拡張を入れて書きました。
デフォルトでは画像ファイルにエクスポート出来なかったので、以下のページに書かれている変更をしています。
アイコンが統一感がないものが多かったりするものの、慣れれば結構便利ですね、これ。