よく勉強会などで「エンジニアの情報収集ってどんなことをしているのか?」というのが話題に出たりするので、今日は自分の情報収集方法を書いてみたいと思います。あくまで個人の意見ですので、そこんとこヨロシク。
目次
実際に使ったり参考にしているもの
情報収集に使い始めた順で挙げていきます。
本/雑誌
割合はだいぶ減りましたが、今でもまとまった情報は本や雑誌で収集します。 Kindleを持っているので基本は電子書籍と言いたいところですが、電子書籍だと他人に貸せないので逆に不便というところがあり、紙の本を買うことが多いです。紙の本だと布教(笑)もしやすいですし、実際、周りに勉強してもらう目的で買った本は結構な数あります。ちなみに、僕は本を買うと読まなくなる病なので、積読になっている本は結構あります。
あとは雑誌ですが、雑誌は本屋に行かなくなってからめっきり買わなくなりました。LinuxとかJavaとか、雑誌が数少ない情報源だったこともあるので、その頃はだいぶ雑誌も買いましたし、お世話になりました。
ソーシャルブックマーク
自分で情報を探せと言われても何処から探していいかわからない。最初はそんな感じだと思います。 なので、ソーシャルブックマークで今話題になっていることを探してみるのはオススメです。 今はソーシャルブックマークのサービスを提供しているところも少なくなって、はてなブックマークが取り敢えず始めやすいのかなぁと思います。
色々言われることが多いはてなブックマークですが、ブラウザ拡張もあるしブックマークボタンを設置したサイトも日本だとそこそこ有るので、便利であることも確か。
企業で情報収集をはてなブックマーク並みにカジュアルに、もうちょっと企業にとって使いやすい形になったものをということであれば、最近こんなサービスもローンチされたようです。
まだ開発中の機能も多いようですが、用途次第では、検討してみるのも悪くないのではないかと思います。
ブログ
まぁ、ブックマークで面白い情報を発信しているサイトなりブログなりを発見したら、それを継続的に読んでいきたいと思うのは当然。でも、一々更新が有ったかどうかを確認するためにページを見に行くのは面倒。そんな悩みを解決してくれるのが RSSフィードとRSSリーダーです。
RSSフィードは更新するサイト側で、更新日時や更新した情報(全文の場合もあれば先頭数行のサマリーの場合もあります)をRSSという形式で配信(サイトに置いておくだけですが)するものです。RSSリーダーは、そのRSSフィードを登録しておくと、適当な間隔でそれをクロールして、読めるようにしてくれるソフトウェア/サービスです。僕は Feedly というサービスを使っていますが、「RSSリーダー」で検索すると、他にもサービスがあるので自分で使いやすいものを選ぶと良いと思います。
Feedlyの良いところは
UIが全て英語なんで最初はちょっと慣れが必要ですけど、シンプルなのでそんなに迷わないんじゃないかと思います。 ちなみに、僕が登録しているソースは90位(しばらく更新されていないとか、サイトが無くなったものを除く)です。 個人で技術的なことを書かれている方のブログもありますが、割と会社の技術ブログが多めな気がします。
どんなブログを見ているかは、別エントリを書くことがあれば公開します。 (需要があるのかは不明)
最近はこちらから情報収集をすることのほうが多いです。 Twitterは個人のつぶやきから技術情報、サービスの発表、勉強会など様々な情報が流れていて、自分で情報の取捨選択をする必要があります。 なので、情報源として使うのであればある程度の人数をフォローしたほうがより良い情報を集めやすいです。(自分の肌感では300~500人フォローするとだいぶ入ってくる情報が変わります)
以前は情報収集として使っていなかったので
- リアルな知り合い
- Webの世界の有名(と思っていた)人
- Bot
- 自分のツイートにいいねしてくれた人
- 自分をフォローしてくれた人
くらいしかフォローしていなかったのですが、去年から情報収集と発信のために使い始めて、少し変えました。 どういう人をフォローしているかというと、最近は
を積極的にフォローしています。ここに挙げたような人は情報を積極的に発信している人なので、自分が知りたい情報に出会えることが多いです。 発信の方はまだまだ勉強会でのツイートが中心ですが、少しずつそれ以外のツイートも増えてきたかなぁと思っています。 ちなみに、勉強会では30ツイートくらいするのを目標にしています。
勉強会
これは去年から本格的にはじめました。 実際の情報収集もありますが、人と会って話を聞くことができるのが一番良いなと思っています。 アンテナの張り方も変わったし、なにより文字だけで見ていたのと全然違う世界がそこにあった、という感じです。 自分がこれまであまり真面目に触れてこなかった
- データベースのようなミドルウェア
- アジャイルのような開発手法
- IoTのようなハードウェアの絡むもの
- 触っていたけど使いこなせていなかった言語(Python、Ruby、Rなど)
- 新しい言語(Go、Rustなど)
- コンテナ、オーケストレーション
- CI/CD
- DevRel
- AWS以外のクラウド
- AI/ML
などなど。もちろん、すべてを「完全に理解した」にはならないんですけど、こういう世界があるということと、それに取り組んでいるコミュニティがあったり、それを学ぼうとする人の多さが何よりの情報だったと思っています。勉強会への参加は、情報収集方法としては他のものに比べるとハードルが高いのも事実ですが、その分得られるものも多いです。いきなり参加はちょっと、、、と思うなら、その勉強会のことをつぶやいているツイートをハッシュタグで追ってみるのもいいと思います。(ハッシュタグはconnpassなどの勉強会のイベントページに書かれていることが多いです)
その他にも、オンラインでの勉強会(インフラ勉強会 – 日本最大級のオンライン勉強会&コミュニティとか)、勉強会の内容をリアルタイムもしくは後日動画で配信をやっていたりする勉強会もありますので、探してみると良いかもしれません。
僕が利用している勉強会/Meetupの情報サイト
イベント/カンファレンス参加
勉強会と同じような感じですが、個人的にはこちらのほうが参加は古いです。 今のように勉強会が盛んに行われる以前の話なので、企業の製品/技術発表会にお金を出して参加してくる感じです。 1日の参加で数万円が飛ぶのでおいそれと参加はできなかったですが、それでも1990年代後半から2000年代くらいまでは年に1度位の割合で参加してました。 給与が少なかったのに参加費は自腹、評価に一切関係なし、有給を使って会社を休んで参加してたのは、今から思うと結構頭おかしい。
今でもイベント/カンファレンスには参加しますが、以前よりは参加もしやすくなっていますし、参加費自体も運営する方々の努力によってかなりリーズナブルな金額になっていると思うので、個人的にはオススメです。たとえばこちらとか(笑)
まだやってないもの
やってないけど、情報収集の手段としていいなと思っていて、近い将来やるつもりのもの。
ポッドキャスト
取り敢えず今やっていることで一杯一杯だったりするので手が回っていませんが、手を出してみたいなぁとは思っています。 1本あたりの時間が長そうなので、対象を絞って聞き始める感じですかね。 おすすめがあれば聞いてみたところ。
海外
行ってみたですね。英語すごくできるとか口が裂けても言えませんが、行ったら行ったでなんとかなる気もしなくはない、というか。 たぶん、行く前から「ダメそう」と思うより、行ってみて「駄目だった」の方が諦めがつくと思うんです。 やってみて駄目だったら仕方ないじゃないですか。 でも、やってないのに駄目って、なんか違う気がする。 (現状は、どうすればいいかわからないというのが正直なところですが)
まとめ
こんな感じで僕はやってます、という話でした。 何かのお役に立てば幸いです。