Above & Beyond

日々のアウトプット記録

転職して1年の振り返り

今の会社に転職したのが昨年の6月なので、丸一年経ったことになる。 1年でどんな事をやってきたかを色々振り返ろうと思っていたけど、何から書けば良いのかうまく整理がつかないのは、たぶん現在進行系のままだから。 これ迄いたどの会社より毎日が忙しく過ぎていくという感覚は有って、なんだか今までで一番忙しい一年だったような気がする。

何をやってきたか

業務に直結する話等は具体的なことはあまり書けないわけだけど、やってきたことで一番大きな事があるとすれば文書化なんだろうなと思う。 会社のDocBaseにこの1年で自分か書いたドキュメント数、実に234。 個人ドキュメントとして公開していないものも有るので、公開しているのは200位だけど、1年で200ならそんなに悪くない数字じゃないかな。 何を書いているかといえば、既存システムの仕様(処理シーケンス)をソースを読んで書き起こしてみたり、自分がやった様々な作業の手順を残したり。 速度優先で構築したサービスはドキュメント化が疎かにされがち。 その開発をしたメンバーが残っているうちは良いけど、大体は途中で入れ替わるので、そうすると

  • なんでそういう実装にしたか
  • なにか制限事項や注意事項が有るか
  • そもそもの仕様はどんなものだったのか

がドキュメントとして残らない。なので、動いているシステムを読み解いて対応するというのが、人が増えるたびに必要になる。 でも、速度優先というのは変わらない。 とすれば、やらなければならないことはできるだけドキュメントを残す、というのを徹底的にやるしか無い。

そして、様々な作業手順のドキュメント。 規模を拡大していく時に、人が増えるたびに口頭で毎回オンボードするとか、都度説明用の資料を作成している暇もない。 だとすれば、そういったものも取り合えず全てドキュメントにしておくのは、結構大事なこと。

何が変わったか

実際、そうやって残したドキュメントが有ることで「これを見ておいて」というポインタを示し、不明点だけをやり取りできるようになった。 分からないことはまだ有るけど、少なくとも共通認識の土台としてドキュメントが使える様になったのは結構大きい。 そして、もう一つ変わったのは、そうやってドキュメントを書くことが必要なものとして認知されるようになったということ。

ちゃんと記録に残す。それを次に繋げる。

そういうことが大事なんだと感じて、同じ様に文書を書き残したり、チケットを作ったりというのを進めてくれる人ができた。 これは小さいけど、今後に向けては大きな前進だったんじゃないかと思う。

1年間、無我夢中でやってきたことはたくさんあったけど、なにか変えることができたかもしれないと思うのは、ドキュメントを書くことかな、と振り返ってみて思う。

次の一年は

とはいえ、自分のやってきたことがドキュメントを書くということ以外で何か価値を生んでいたのかというと、相変わらず自信がない。 元々、いろいろな担当から溢れた玉を拾う球拾い的な事をやりたいという事を伝えていたので、何でもやるつもりで入社したものの、 サービスのインフラから会社のITインフラをやることに加え、障害調査や修正、気がつけば新規案件の開発リーダー的事まで、 本当に色んなことをやらせてもらっている。 しかし、どの1つを取ってもその分野の専門のエンジニアと比べると優れているとは言えず、 もっと技術があればもっと価値が提供できるのに と思うのは相変わらずだ。 無いものを嘆いても仕方ないので日々学んで前に進むしか無いんだけど、次の一年はもう少し速く前に進めるようになりたいなと思う。

ということで、なんとかおっさんでもベンチャーで1年、生き残れました。

どこまで行けるのかはわからないけど、次の一年の活躍にご期待下さい。

追伸 一緒に働いてくれる仲間が増えると嬉しいので、興味を持った人がいれば是非声をかけてもらえると、とっても喜びます。