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日々のアウトプット記録

Cookpad Tech Kitchen #19 R&Dにおけるサービス開発者の仕事 に参加してきました

一昨日の夜は「Cookpad Tech Kitchen #19 R&Dにおけるサービス開発者の仕事」という勉強会に参加してきました。

cookpad.connpass.com

会場はクックパッドさんのキッチンスタジオ。 何度か来たことはあるんですが、ただキレイなだけではなくキッチンと勉強会などを行う会場が一体化していてユニークなスペースです。

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Cookpad Tech Kitchenとは

Cookpad Tech Kitchenというのはクックパッドオフィスのキッチンで、開発に関する知見や学びを共有する勉強会です。

なんで参加したか

非常に人気のある勉強会で内容も興味深いものが多いので何度か応募したことがあるのですが、毎回抽選で外れて参加できませんでした。 ということで、参加するのは今回が初めてです。

今回はクックパッドの研究開発部から5名の方が登壇され、機械学習スマートスピーカーの開発、他社を巻き込んだプラットフォームの開発などについてお話を聞けるということで、個人的には事前の期待も高かったです。

スケジュール

5名の登壇者がいるということで、1セッション15分程度(QA含む)と結構過密スケジュールでした。

時間 内容
19:15 開場
19:30 開始
19:35 スマートスピーカー向けサービス開発者のお仕事
19:50 クックパッドのスマートキッチン開発
20:05 休憩
20:15 クックパッドにおけるAutoML
20:30 機械学習を用いた見栄えのいい料理画像抽出をサービスに活かすための取り組み
20:45 クックパッドにおけるチャットボット開発
21:00 休憩
21:10 質疑応答
21:30 懇親会

参加してみて

クックパッドさんで行われる勉強会は、乾杯で始まり美味しいお料理とお酒をいただきながら進んでいくスタイル。 料理は会場で調理されたできたてのものをいただけるということで、それだけでも「サイコーかよ!」と言いたくなる感じですが、 メモが取れてないことに途中で気づきました。 なので、今回は自分のメモは少ないです。。。

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スマートスピーカー向けサービス開発者のお仕事」

研究開発部 山田 良明 さんから「スマートスピーカー向けサービス開発者のお仕事」というタイトルでのセション。

speakerdeck.com

  • ホームデバイススマートスピーカーで制御するのは、一度使い始めると継続して使われ続ける傾向がある、ということなのかな。
  • バイス買うくらいだから、継続して使い続ける四季が高いんだろうな。
  • バイス制御も絡めると面白いことができそうな気がするな。音声じゃなきゃいけない、という訳ではないけど。
  • 冷蔵庫にあるs¥材料はXXXXです、とか教えてくれたりするのは便利そう。
  • Echo dotのようにディスプレイ付きのものも出てき始めているので、これから楽しくなりそう。

クックパッドのスマートキッチン開発」

研究開発部 伊尾木 将之 さんから「クックパッドのスマートキッチン開発」というタイトルでのセション。

資料はまだ公開されていないようなので、公開されたら追記します。

現在のスマートキッチンデバイス

  • → 各社が独自のレシピをそれぞれ作成して、それを別々のUIで利用しなければならない。
  • 通常の動線にスマートな機器がない!

そこでクックパッドがOicyを開発

立ちはだかる問題

  • クックパッドのレシピは自然言語
    • MRR(Machine Readable Recipe)の開発
  • どうやって各社と連携するのか
    • 各社が参加できるプラットフォームの開発

MRR

  • グラフ形式ででレシピを表現する。

大量のレシピがいつもの使い方で機器につながる

  • スマートキッチンが爆速に!

世界展開

  • MRR、プラットフォームは言語中立

クックパッドにおけるAutoML」

研究開発部 林田 千瑛 さんで「クックパッドにおけるAutoML」というタイトルでのセション。

speakerdeck.com

Komerco t.co

Komercoの商品画像を用いて14カテゴリに分類するためにGoogle Cloud AutoML Visionを利用

  • 元々は出品者の裁量でタグ付けされていたが統制した方が使いやすいので、AutoML Vision でカテゴリ分類した。
  • カテゴリのうち。陶器と磁器など、資格情報から判別が難しいカテゴリがある。
    • → 一つのカテゴリとして推定し、出品者にどちららか選んでもらうようにした

AI Winter is not comming t.co

難易度

  • 学習済みモデルを使うだけ < カスタムモデルを作る < 最新技術を利用して固有のモデルを作る
  • 機械学習専門家がいなくても、サービス開発者だけで利用できるサービスがあるので、うまく使っていくとよい

機械学習を用いた見栄えのいい料理画像抽出をサービスに活かすための取り組み」

研究開発部 三條 智史 さんで「機械学習を用いた見栄えのいい料理画像抽出をサービスに活かすための取り組み」というタイトルでのセション。

speakerdeck.com

見映えの基準は人それぞれ

  • →評価基準がそれぞれで異なってしまった
  • →異なる意味をもつ順位づけになってしまっていた

見栄え、というのが

  • きれいに見える(インスタ映てきな)
  • 美味しそうに見える

のどちらかでも見方が変わるもんな。難しい。。。。

見栄えがいい画像を探すのがいいのか 見栄えが良くなる加工をするのがいいのか という考え方もある気がする。

人によって好みが違うのだから、画像もその人の好みそうなものを優先するような出し分けの仕組みがあると面白そうですね。 (実装は大変そうですが)

クックパッドにおけるチャットボット開発」

研究開発部 Huy Van phu quang さんで「クックパッドにおけるチャットボット開発」というタイトルでのセション。

speakerdeck.com

  • テキストベースでタスク志向型のチャットボットの話

レシピ検索キーワードを考えるのが面倒

  • 献立考えるのが大変
  • 新しいレシピと出会えない

チャットボットによって

  • 食材の写真から検索できる
  • 主菜副菜逸品までをフォローしてくれる
  • 複数レシピを提案してくれる

というのを開発

良かったところ

  • 作業が単純で使いやすい
  • 反応が早いので楽しい
  • 気分検索面白い

良くなかったところ

  • 画像検索より結局手で打った方が早い
  • レシピが決められないことが多かった

スマスピで聞き出すようにできれば良さそうな気がする。 スマートデバイスと連携して冷蔵庫の中身とかを情報として取得できれば、レシピのレコメンドもやりやすそう。

妻「今日は何食べたい?」
夫「なんでもいい」
妻「…」

選ぶのが面倒なときもあると思うので、Google検索みたいに「I'm feeling Luckey」的な選択肢があるといいなぁ(個人的な感想)

パネル討論

参加者から出てきた質問状が結構たくさんあったけど、メモできなかったので割愛。 講演者が回答しづらい質問も有ったようですが、どの内容もなるほどと思うところがあり、面白かったです。

まとめ

まぁ、色々書いたんですが、どのセッションも興味深くてとても参考になりました。 参加する前はどんな話が聞けるのか結構期待が高かったのですが、期待以上の内容が聞けて非常に有意義な時間を過ごすことができました。 参加できてよかったです。 講演者、スタッフ、参加者の皆様、ありがとうございました!