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日々のアウトプット記録

アドテク×開発プロセス -オレシカナイトVol.8- に参加してきました

f:id:kabukawa:20181012204049j:plain先週金曜日(10/12)に「アドテク×開発プロセス -オレシカナイトVol.8-」という勉強会に参加してきました。

cyberagent.connpass.com

都合が合わずキャンセルになったり、抽選に漏れて参加できなかったので、やっと当選して参加できた、という感じです。

なぜ参加しようと思ったか

オレシカナイトという名前がインパクトあるし、なんだか面白そうというのが最初のきっかけ。 また、開発プロセスは最近自分で気にしている分野なので、色々勉強したいと元々思っていました。 それに加えて、アドテクという自分の中ではあまり関わることのなかった分野について興味が出てきたこともあります。 あとは、最近サイバーエージェントさんで行われる勉強会に何度か参加してみて、泥臭いことでもちゃんとやる技術を大事にする会社だなぁという印象を持っているので、開発側の話に興味を持ったというのが大きいかな。

参加した勉強会というのは例えばこういうのですね。

cloudnative.connpass.com

で、今回のテーマは「アドテク×開発プロセス」。これは是非参加したいと思っていたら抽選で参加できることになり、参加しました・ こういう経緯なので、参加する前から結構期待値が高かったです。

会場は、マークシティではなく道玄坂を上りきる直前くらいにある渋谷プライムプラザというビル。 隣はでっかいフグの看板の出ているお店で、ここからすでにインパクト大(笑)

会場の中はこんな感じで、落ち着いた雰囲気がいいですね。

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内容

はじめに、小越さんから「オレシカナイトとは?」という趣旨説明がありました。

www.slideshare.net

スライドから引用すると

オレシカナイトとは? Cyberagent Publisher adTechnology Association が主催のアドテクの勉強会です。 実際のプロダクト開発から身をもって学んだ事を 毎回のテーマに沿ってシェアいたします。 元々失敗がテーマだったのですが、 最近は成功も感想もプレゼンしてます。

ということで、語り口は軽くお話されてましたけど、趣旨も内容も極めて真面目。セッションへの期待も高まりました。

スクラム開発におけるWrikeの使い方

最初のセッションは、AbemaTVの星野さんで「スクラム開発におけるWrikeの使い方」というタイトル。 資料が今朝は公開されていた気がするのですが、今見たらなくなっていたので記憶を頼りに書きます、、、 資料が公開されたら貼ります、たぶん。

Wrike というのは、Wrike 社が提供しているプロジェクト管理ツールです。 無料プラン(使える機能に制限あり)もあるようなので、試してみることもできます。

www.wrike.com

元々はJiraを使われていたのを、Wrike に変更したとのこと。 懇親会のときに、開発に使うのであればGitなどのバージョン管理との連携は重視されなかったのかを聞いてみたのですが、 使い方としてはスプリントを回したりすることを主眼に使っているので、UIが使いやすい(カスタマイズ性、タスクのきりやすさなど)といったほうが良かったとのことです。 1スプリントは1週間で回すと実装に割り当てられるのは3日なので、それにフィットするくらいの単位でサブタスクを切って進めているとのこと。 このフェーズではカンバンボードを利用されているようです。

タスク管理ツールで大切なこととしては

  • タスクの中身テンプレート化が重要
  • 分析機能を使いこなす
  • ルールの随時アップデート

ということでしたが、なるほどなぁと思いました。

モブプロ導入で見えてきた効果

2セション目は、サイバーエージェントの林さんで「モブプロ導入で見えてきた効果」というタイトル。

speakerdeck.com

このセッションを聞いてモブプロ良さそうと感じてから、昨日のテスト駆動飲み会でモブプロを体験したので、タイミングも内容も個人的にはジャストタイミングでした。

印象に残ったのはモブプロを導入した経緯。 色々な知識/スキルがアドテク開発に必要なのに対して、チームが専門化されると他人の仕事に関心が持てなくなる。 そこで自分の専門領域だけでなく、横断的にいろいろな知識と目線を持って欲しいという想いから、モブプロを始めたらしいです。 この話は1セッション目のWriskを導入した星野さんも仰っていて、なるほどなと思いました。

モブプロを導入しての所感というページですが、こういう感じ、いいなと思いました。

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加速する事業の中でシステムリスクと向き合う話

3セッション目は、AbemaTVの福永さんで「加速する事業の中でシステムリスクと向き合う話」というタイトル。

speakerdeck.com

サービスの成長に合わせて増えてくるリスクに対して、その場しのぎではなくきちんと計画をして対応していくという内容でした。

大事そうだと思ってツイートして部分を書いておくと

リスクとは

  • ビジネスリスク
  • システムリスク

ビジネスリスク

  • 大型番組   リスク増加
  • 案件数増加  データ増加
  • その他施策  ???

システムリスク

  • 安定性
  • 信頼性
  • スケーラビリティ
  • 対障害性
  • 大惨事対応
  • パフォーマンス
  • 監視
  • ドキュメント

で評価している。 この評価項目は以下の本に載っているとのことです。

www.oreilly.co.jp

まとめはこんなスライドで締めくくられていました。

予めリスクを先読みで対策を取れば、事業のスピードが早くてもリスクを減らすことは可能。リスクが減ればより攻めの開発が可能

全くそのとおりですね。

懇親会&LT

LTもここで紹介したいくらいいい内容だったのですが、既に飲んでいてメモを取れなかったので紹介できません。残念。 懇親会はこんな感じの美味しい料理とお酒をいただきました。

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まとめ

初めて参加しましたが、どのセッションも色々勉強になりました。 参加前の期待が高かったのですが、参加してみて期待を大きく上回る内容だったと思います。

スタッフ、講演者、参加者の皆様、楽しい時間をありがとうございました!