Above & Beyond

日々のアウトプット記録

自分でバッテリー交換してみた

外に持ち出して使うことが少なくなったからなのか、スマフォとノートPCのバッテリーが膨張してヤバくなっていた。 メーカーにバッテリー交換の依頼をしようにも、どちらもサポート期限切れ。 メインで使うものではないし、どうせサポートが切れているなら自分で交換してみるかということでバッテリー交換に挑戦してみた。


バッテリー交換した機種

1. HP Spectre x360 13-ae000

公式のページは見えなくなっているので、紹介しているBlogのページ。 okiniiripasokon.com

  • 2017年発売なので、5年前のモデル。ということで今年の4月でサポート期限切れ。
  • いわゆるコンバーチブルモデルで、天板を360度ひっくり返してタブレットモードで使用できる。
  • Windows10 Professionalでメモリは16GB。
  • 元々は勉強会に参加時のメモとか登壇時の発表なんかを想定して奮発して買ったけど、忙しかったりコロナでフルリモートになって持ち歩くことが無くなり、気がつけば5年。
  • 今はWIndows11にアップグレードしてあり、月1回程度の出勤日用のマシンというのが現在の主な用途。

2. HUAWEI Mate 9

HUAWEI は製品ページがちゃんと残っている。それだけでも偉い。 consumer.huawei.com

  • 2016年12月発売。自分が買った時はモデルチェンジ前だったので多分2017年の秋に購入したはず。
  • 液晶が5.9インチでFHDなので手に持つと結構横幅が有って持ちにくく感じるかも。
  • 発売時はAndroid7だったけど、最終的にはAndroid 9までアップグレードされている。
  • 2020年12月31日にサポートが切れて、それからは家の中でWi-Fiで使う事がMainに。
  • LEICAのレンズを採用していて、結構色味が好みなのでカメラは今でも結構好き。

購入したバッテリー

1. HP Spectre x360 13-ae000

ミスターサプライという会社から純正のバッテリーを購入。 www.mr-supply.net

  • 互換バッテリーより高いけど、下手なものを買ってPCを駄目にするのもアレなので、信頼性重視で。
  • 購入時の価格は11460円。メーカーの有償交換だと3万以上掛かるので、そう考えれば安価。
  • 星型ドライバー等の交換用の道具も無かったので一緒に注文。(+700円)

2. HUAWEI Mate 9

こちらは純正バッテリーは入手できるかわからなかったので、素直にAmazonで互換バッテリーを購入。

  • こちらは交換用の道具がついたもので購入時の価格は3130円。
  • バッテリー容量が純正品は4000mahに対して互換バッテリーは3900mahと若干少なそう。
  • 確かHUAWEIのサポートセンターに持ち込んだ時は交換費用込みで7千円くらいだったので、あれはだいぶ安かったんだなーと改めて思うなど。

交換

1. HP Spectre x360 13-ae000

型番が違うんだけど、だいたい一緒だろうということでこちらのページに書かれている手順でなんとか交換を実施。

www.onebizlife.com

  • 手前側のネジが、交換用に付いてきたトルクスドライバーでどうしてもはずせず(多分サイズが合っていない)、そこが唯一苦労した所。
  • それ以外はバッテリーの位置なども含めてだいたい似ていたので、手順を間違えなければそれほど難しいことは無かった。
  • 交換自体は30分、裏ぶたを開けるのに苦労したので30分くらい。
  • 当たり前だけど、純正バッテリーなので形もパッケージも一緒。安心感が違う。
  • 交換後は特に問題なく起動できて、本体からも純正品として認識された。

Youtubeで検索したらそもそもHPの公式サポート動画でバッテリー交換の動画が。。。。orz


www.youtube.com

2. HUAWEI Mate 9

こちらは以下の動画を見ながら、一つ一つ手順を追って実行。


www.youtube.com

  • 実際の作業を見ながらできたので、30分くらいで交換完了。
  • 配線も思ったよりスッキリしていて、交換しやすかったです。
  • バッテリーを貼り付ける両面テープが餅みたいに伸びるので、安直に貼ろうとすると失敗します。(失敗しました)
  • 本体と裏蓋はパチンとはめ込むだけなので、分かってしまえば交換は結構やりやすい。

交換してみて

1. HP Spectre x360 13-ae000

  • バッテリーの持ちはあまり良くない。フル充電から残り20%になるまで4時間くらい。
  • 設定を節電モードにしてもあまり変わらなかったので、Windows11の問題かもしれないけど、調整が何か足りない可能性もあり。
  • それ以外は安定していて、特に問題らしきものは今のところ無いです。

2. HUAWEI Mate 9

  • バッテリー交換したらそれまでのデータが消えた。
  • なので交換する前にはバックアップが必須。
  • 自分は初期化してきれいにしようと思っていたので特に問題は無かったけど、普通は困ると思うので。
  • バッテリーの持ちは互換バッテリーという事を考えると思ったより良い。
  • ネットワークアクセスやアプリインストールで結構熱くなる。これは純正バッテリーの時には無かった気がする。

まとめ

とまぁ、こんな感じです。 自分でも案外簡単に交換できるんだなと思いました。 ただ、サポートが受けられなくなるので、あくまで自己責任で。

Yubikey 5を買った。

以前から気になっていた Yubikey 5 というセキュリティキーを買ってみた。

なんで買ったのか

仕事でいろいろなサービスを使っていると、自分に割り振られたアカウントに対して多要素認証(MFA)を設定することを求められたりする。 専用Deviceも売られているけど、よく使われるのは Google Authenticator のようなアプリだと思う。

play.google.com

アプリは無料だし数が少なければこれでもなんとかなるんだけど、取り敢えずPCでサービスにログインする時にいちいちスマフォを取り出して表示された番号をいちいち手打ちするのは面倒だなと思っていたので、これをなんとかしたくてYubikey 5 を購入してみた、というわけ。

何ができるようになるのか

対応するサービスであれば、パスワード入力後の多要素認証のところで番号入力の代わりにセキュリティキーにタッチするだけでログインができるようになる。 対応するサービスは幾つか有るけど、自分が設定したのは以下の5つ。

セキュリティキーが使えるかどうかはサービス次第なので何にでも使えるわけではないというのは注意が必要。

想定外だったこと

本当はAWSのIAMユーザーに使いたかったんだけど、残念ながら現状はセキュリティキーとしては使えていない。 実はAWSのIAMユーザーでセキュリティキーは使えるけど、認証方法として設定できるMFAは1つのみ。 でもCLIがセキュリティキーでの認証に対応していないのでCLIも併用している自分としてはIAMユーザーのMFAとしてセキュリティキーは設定できない。 正直、自分的には使いたかった機能の半分が使えないということなので、この時点で失敗したなと少し思いました。

回避策

どうしたものかと考えていた所、Yubikey の開発元の Yubico 社が Yubico Authenticator というのを配布していた。

www.yubico.com

これはPCで使える Google Authenticator と同様の認証アプリ。 そもそもPC上でこういうアプリがあまりないのだけど、これは Yubikey があれば使えるし、Yubikeyに設定が保存されるのでアプリさえ入れておけば他のPCでも認証アプリとして使える。例えば普段は家のDesktopで使っているけど、たまに出社する時にはNote PCみたいなケースでも、アプリと Yubikey さえあれば設定を引き継いで出先でも使える、ということ。 アプリは表示される 6桁の番号をクリップボードにコピーできるので、セキュリティキーでワンタッチ、とはいかないけど番号入力の手間が減るだけでだいぶ楽。Yubikey 買ったら取り敢えずこのアプリは入れておいたほうが良さそう。 ちなみに、このアプリは他のWindowに表示されている2次元バーコードを読み込んだり出来るので、設定も簡単。自分はセキュリティキーが壊れたときのことも考えて、表示された2次元バーコードをこのアプリとスマフォのアプリ両方で読み取って登録をし直した。

買ってよかったこと

取り敢えず番号入力の手間がだいぶ軽減された。 管理対象アカウントが10個位あるとその入力のストレスから解消されると言うだけで自分的には良かったかなと思う。

イマイチな所

取り敢えずもう少し安くなって欲しいとは思う。 ググってみたら青い方は3000円台で変えるけど出来ることが制限されるという書き込みが結構あったので黒い方にしたけど、5000円台は結構な出費ではある。 あとはもう少し使えるサービスが増えて欲しい。(これはセキュリティキーを使えないサービスが多いという事でも有る)

まとめ

対応サービスが多いわけでもなく、製品に詳しい説明書も付属せずなので万人におすすめできるとは言い難いですが、 こういうのが有ると面倒なMFA認証が楽になって捗るなと思えるなら、おすすめできると思います!

転職して1年の振り返り

今の会社に転職したのが昨年の6月なので、丸一年経ったことになる。 1年でどんな事をやってきたかを色々振り返ろうと思っていたけど、何から書けば良いのかうまく整理がつかないのは、たぶん現在進行系のままだから。 これ迄いたどの会社より毎日が忙しく過ぎていくという感覚は有って、なんだか今までで一番忙しい一年だったような気がする。

何をやってきたか

業務に直結する話等は具体的なことはあまり書けないわけだけど、やってきたことで一番大きな事があるとすれば文書化なんだろうなと思う。 会社のDocBaseにこの1年で自分か書いたドキュメント数、実に234。 個人ドキュメントとして公開していないものも有るので、公開しているのは200位だけど、1年で200ならそんなに悪くない数字じゃないかな。 何を書いているかといえば、既存システムの仕様(処理シーケンス)をソースを読んで書き起こしてみたり、自分がやった様々な作業の手順を残したり。 速度優先で構築したサービスはドキュメント化が疎かにされがち。 その開発をしたメンバーが残っているうちは良いけど、大体は途中で入れ替わるので、そうすると

  • なんでそういう実装にしたか
  • なにか制限事項や注意事項が有るか
  • そもそもの仕様はどんなものだったのか

がドキュメントとして残らない。なので、動いているシステムを読み解いて対応するというのが、人が増えるたびに必要になる。 でも、速度優先というのは変わらない。 とすれば、やらなければならないことはできるだけドキュメントを残す、というのを徹底的にやるしか無い。

そして、様々な作業手順のドキュメント。 規模を拡大していく時に、人が増えるたびに口頭で毎回オンボードするとか、都度説明用の資料を作成している暇もない。 だとすれば、そういったものも取り合えず全てドキュメントにしておくのは、結構大事なこと。

何が変わったか

実際、そうやって残したドキュメントが有ることで「これを見ておいて」というポインタを示し、不明点だけをやり取りできるようになった。 分からないことはまだ有るけど、少なくとも共通認識の土台としてドキュメントが使える様になったのは結構大きい。 そして、もう一つ変わったのは、そうやってドキュメントを書くことが必要なものとして認知されるようになったということ。

ちゃんと記録に残す。それを次に繋げる。

そういうことが大事なんだと感じて、同じ様に文書を書き残したり、チケットを作ったりというのを進めてくれる人ができた。 これは小さいけど、今後に向けては大きな前進だったんじゃないかと思う。

1年間、無我夢中でやってきたことはたくさんあったけど、なにか変えることができたかもしれないと思うのは、ドキュメントを書くことかな、と振り返ってみて思う。

次の一年は

とはいえ、自分のやってきたことがドキュメントを書くということ以外で何か価値を生んでいたのかというと、相変わらず自信がない。 元々、いろいろな担当から溢れた玉を拾う球拾い的な事をやりたいという事を伝えていたので、何でもやるつもりで入社したものの、 サービスのインフラから会社のITインフラをやることに加え、障害調査や修正、気がつけば新規案件の開発リーダー的事まで、 本当に色んなことをやらせてもらっている。 しかし、どの1つを取ってもその分野の専門のエンジニアと比べると優れているとは言えず、 もっと技術があればもっと価値が提供できるのに と思うのは相変わらずだ。 無いものを嘆いても仕方ないので日々学んで前に進むしか無いんだけど、次の一年はもう少し速く前に進めるようになりたいなと思う。

ということで、なんとかおっさんでもベンチャーで1年、生き残れました。

どこまで行けるのかはわからないけど、次の一年の活躍にご期待下さい。

追伸 一緒に働いてくれる仲間が増えると嬉しいので、興味を持った人がいれば是非声をかけてもらえると、とっても喜びます。