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日々のアウトプット記録

VS Codeでプレゼン資料を書く

はじめに

みなさんはプレゼン資料作成、何でやっていますか? 自分は最近、VS Codeで作ってます。 なんでPowerPointではなく、VS Codeで作成するようになったか。 今日はそんな話を書きたいと思います。

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目次

VS Codeで書くようになる前

もちろん自分も、最初からVS Codeで書いていたわけではないです。

最初期 PowerPoint

最初は普通にPowerPointで書いてました。2018年頃の話です。 Officeのライセンスも持っていたし、スライド書くならこれ、という先入観だけで使っていたんですけど、 逆に言うと、スライド書くのには何の問題もありませんでした。

ただ、PowerPointで書くと、勉強会でプレゼンをするときにそのファイルをPCに置いておかないといけないわけです。 ファイルが壊れて開けないとか、そういうトラブルがあったら嫌だよなと思って、ファイルをGoogleDriveに置くようになったのですが、そこではたと気づきました。 「だったらGoogle Slidesでよくね?」

覚醒期 Google Slides

ということで2019年になるとGoogle Slidesでスライドを書くようになりました。 使い慣れると、スライドを書くには十分な機能を持っているし、デザインも結構あってよかったです。 なにより、PCじゃなくてもスライドを書けるというのは結構良いなって思いました。

これはこれで良かったのですが、こんな事を思ったのです。 「スライド、バージョン管理したいよね」

発展期

VS CodeMarkdownのドキュメントをたくさん書くようになっていたので、Markdownでスライドかけたら良いよねと思っていたら、去年参加した勉強会でこんな拡張があることを知りました。

marketplace.visualstudio.com

そうです。VS Codeで作成したMarkdownのドキュメントが、スライドになるんですね。 VS Code上でそのままプレゼンもできるし、HTMLとかPDFにエクスポートも可能。 これ、良いじゃないですか?

というわけで vscode-reveal

Markdownで書くと良いこと、実は結構あります。

  • 作成するのはMarkdownなので、新しいことを覚えなくても始められる
  • テキストファイル(Markdown)なのでGitHub等でバージョン管理して、差分の確認も簡単
  • Markdownドキュメントとして読めるので、特別なソフトウェアがなくても内容を確認可能
  • 見出し一覧を最初に作って、構成を固めてから肉付けをしていくという作成の進め方ができる
  • 画像やURL等ももちろん使用できる

デザインやアニメーションで他のプレゼン用ツールのような凝ったことをしようとすると大変だけど、 伝えたいことを纏めて発表するための資料作り、と考えれば vscode-reveal は必要十分な機能を持っていると思います。

ちなみに似たような機能を持っているものとして marp-vscode というのもあります。

marketplace.visualstudio.com

機能的には marp-vscode も同じ様なことができますし最初は marp-vscode を使ってみたのですが、テーマ指定の仕方がいまいち分からなかったので vscode-reveal を使うことにしました。 たぶんどっちを採用しても自分のような使い方なら困ることはそんなに無いんじゃないかと思います。

使用例

取り敢えず、Markdownドキュメントの最初にこんな感じの指定を入れておくと、テーマやタイトルの指定ができます。

---
title : "プレゼンのタイトル"
theme : "white"
---

組み込みテーマはここで確認できます。ここで書かれている名前を "theme :" に指定すればそのテーマが適用されます。 自分でテーマを作りたい場合はcssを書けば使えるようです。

revealjs.com

あとは本文を書くだけです。

見出しは 普通のMarkdownの見出しを指定すれば、スライドのページ見出しになります。

# 見出し1
## 見出し2
### 見出し3

列挙項目もMarkdownのリストと同様です。

* リスト1
* リスト2
    * 小リスト1
    * 小リスト2

1. 番号付きリスト1
2. 番号付きリスト2
    1. 番号付き小リスト1
    2. 番号付き小リスト2

ページ区切りは "---" です。水平線と被るので、そこだけは注意が必要です。

---

自分の作成したファイルを以下に置いています。 特に難しいことは何もしていないので、逆に「拡張機能を入れるとこんなシンプルなものでプレゼン資料を作成できるのか」と思ってもらえるのではないかと思います。

github.com

共同で発表する資料を作成するといったユースケースだと、プルリク出して修正みたいな使い方もできると思うので、悪くないかなと思います。

まとめ

今回は vscode-reveal という拡張機能を使って、VS Codeでプレゼン資料を書くという話を書きました。 同じようなことで悩んでいる人の参考になったら嬉しいです。

コンデンサマイクを買った。

リモートワークでの会議などで使うためにマイクを買ったので、その事を書きます。 同じようなことを考えている人の参考になればうれしいです。

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購入の動機

昨年末にLTをしたときにこのヘッドフォン(マイク付きのヘッドセットとして使える)でやったんだけど、うまく行かなかった。

原因は簡単で、ノイズキャンセリング機能で他の人の声はとても良く聞こえるんだけど、喋っている自分の声が聞こえなくて大声で喋ってしまったから。 普段オンラインで会議をしたりするときは Jabra のSPEAKS 510というのを使っているんだけど、気合を入れて普段と違うもので喋ったのが敗因。 補足しておくと、ヘッドフォン自体はとても良いものなので、おすすめです。あくまで自分の使い方が良くなかったってこと。

で普段のオンライン会議で使っていたのがこちら。

元々は客先と、もしくは客先からSkype for Businessでオンライン会議をするために、購入したもの。 去年の4月までは客先と、もしくは客先から元請けの会社と繋いで会議ということが割とよくあって、このデバイスはその際に周りの声が拾えてとても便利に使えるので良かった。 リモートワークになってからもこれを使っていたんだけど、これは周りの音を拾うことが利点だったので、家で使うときはこれがネガティブ要素になってしまった。 なので、LTのときにこれは使わず、マイクが口元に近い WH-1000XM3 を選択したんだけど、自分の声が聞こえないというのは気づいてなかった。

で、調べてみたら、Windowsのマイクの設定で、このデバイスを聴く、という設定をするとマイクで喋った声がヘッドフォンにフィードバックで返ってくる。 なるほどーと思って、その設定で普段のオンライン会議に参加してみたら、マイクが結構周りの音を拾っているのと、ホワイトノイズが思いの外大きいということに気づいた。 ノイズはKrispである程度低減できるものの、リモートワークも長くなってきたし、環境をきちんとしておいたほうが良いかなと感じてはいた。 で、勉強会をしている人をよくよく見てみると、結構ちゃんとしたマイクを使っている人がいるなーということに気づいたので、じゃぁ、マイクを買ってみようかなと思ったのがきっかけ。

どんなマイクを買ったか

Amazonで探すと、いろんなマイクが有ることが分かる。 たぶん、自分と同じ様にリモートワークでビデオ会議も多くなったので「マイクでも買ってみようかな」と思う人が多くなったからなんじゃないかと思う。 で、立ち止まって考えたときに、以下のような条件で探すことにした。

  • 初心者がいきなり1万円以上のマイクを買ってどうするか、みたいな気持ちがあり、取り敢えず予算は1万円以下。
  • 机が広くないというのと、マイクに口が近いほうがノイズが乗りにくいことは分かったのでマイクブームが付いていること。
  • ポップフィルター無いとマイクが傷んだり、余計なノイズを拾いやすいことも分かったのでポップフィルターも買う。
  • 安物買いの銭失いになりたくないので、自分でも知っているメーカーの評価が星4つ以上

で見つかったのがこれ。

マイクの方はマイクブーム付きで7000円ちょい。Marantzはマイクでは自分が知っている程度には有名なメーカーなので、ちょっとこの価格はびっくり。 コンデンサのサイズが少し小さいのだけれど、マイク単品で売っているMPM1000Uと特性はあまり変わらないので、これはめちゃお買い得な気がする。 MPM1000Uはマイク単品で6500円くらい。

ポップフィルターの方もピンきりだったんだけど、値段もそんなに高くないし、Amazon's Choice になっていたので大丈夫そうということで買った。

取り付けとか

パッケージはこんな感じです。

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箱から出すとこんな感じ。

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マイクの方は難しいことはなにもない。組み立ての方法を図示した日本語の簡単な説明書も付いている。 マイクブームは金額の割にちゃんとしていて安っぽくないし、しっかりマイクを固定できる。 いい意味で裏切られた、というのが正直なところ。

ポップフィルターもマイクに嵌めてゴムでテンションを掛けて固定するだけ。簡単。

で机に設置してみるとこんな感じ。

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なんかかっこいいじゃないですか!

声はどうだったか

吉祥寺.pmでLTする機会があったので、購入後に早速、実戦投入してみた。 自分ではどんな声に聞こえたかは分からないので、LT後にTwitterで参加した人に聞いてみたのがこちら。

聞きやすくてよかったと、ポジティブな回答だったのでちょっと安心した。 その後、仕事のオンライン会議とか、転職の一次面接にも使ってみたけど、聞こえづらいとかそういうのは無くて、いい感じというフィードバックを貰えている。

気になるところ

マイクが良くなったので、更に細かい音が気になるようになった。 具体的には、キーボードとかマウスのクリック音が、思いの外響く。 マイクブームを机に直付けしたこともあり、机への振動を結構拾う。自分ではそんなに強く叩いたりクリックしているつもりはなかったんだけど、結構叩いていたみたい。 机と切り離す、という改善案も有るんだけど、今の部屋はそんなに広くないし、机の買い替えはもう少し先になりそう。 なので、ショックマウントを追加で購入した。

結果どうなったかは、取り付けて使ってみたら報告します。

まとめ

今回購入したマイク、とても良かったです。 最初に買うマイクとしては、個人的にはとてもお勧めできるものだと思っています!

吉祥寺.pm25 でLTしてきた。

先週火曜日(2021年01月19日)は「吉祥寺.pm25【オンライン】」でLTをしてきました。

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kichijojipm.connpass.com

今年は登壇の機会も増やしていきたいと思っているので、LTもどんどんやっていきたいですね。

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吉祥寺.pm とは

このブログを読んでいる人にはおなじみの勉強会だとおもいますが、ナンノコッチャと思われる方はぜひ過去の記事を参照してみてください。

kabukawa.hatenablog.jp

kabukawa.hatenablog.jp

kabukawa.hatenablog.jp

kabukawa.hatenablog.jp

何故参加したか

LTで何喋ろうかなと考えているときに、いつ頃から参加はじめたのかをカレンダーで確認したら、吉祥寺.pm 15からでした。 その間、会社辞めて半年間勉強会漬けになったり、元の業界に戻ったり再婚したり色々ありましたが、その間の心の支えのような存在でした。 そして、ずっと参加者の立場で、しゃべるのはちょっと自信ないなと思っていました。

で、今回も参加者の立場で申し込もうと思ったのですが、今年は少し登壇とかもしていきたいなというのが有ったので、一念発起してLTに申し込みました。 吉祥寺.pmはメインのトークが毎回とても面白いので、そこまで喋れる自信はないというのもあり、最初はLTでという感じです。 オンラインなので、割と喋りやすいというのは去年末のLTで分かっていたので、なんとかできたというのもあります。

何を喋ってきたか

今回はWindows Terminalについて喋ってきました。5分間というのは喋り始めると意外に短いので、ちょっと時間配分を間違えて最後のほうが尻切れトンボな感じになっちゃったのが悔やまれる。。。 発表資料はこちらです。

github.com

伝えたかったのはWindowsでもターミナル環境が良くなってきたよ、ということです。VS Codeに隠れて目立たないのですが、 Windows Terminalも開発環境としてのWindows、という意味でとても重要なピースだと思っています。

みんな大好きコマンドプロンプトは長年Windowsのターミナルの中心にいたのですが、これは平成の最初の頃に設計、開発されたターミナルです。 つまり、30年以上前のものを改良し続けて、今に至るものです。

そういう意味では非常に安定したものではあるのですが、いかんせん設計が古くなってきていて、なおかつ互換性のために変更が入れづらくなってきている。 では新規のターミナルをできるだけ早く開発するためにどうするか。選んだのはOSSとして開発をするということでした。

最初の頃はだいぶバグも多くてすぐに落ちてしまったりとか、設定の変更は設定ファイル書き換え(これは今でもそうですけど)でとか、なかなかメインでは使いづらいものだったので その印象を持っている人は結構多いのではないかと思います。でも去年の5月にGAしてv1.0になってからは随分安定して、機能もどんどん改善されています。だから、是非そのことを伝えたかった。

Windows Terminalじゃなくても、他にフリーで高機能なターミナルは一杯あるという意見もあると思います。でも、自分のような客先で仕事をするエンジニアにとっては 高機能だからフリーのターミナルを開発PCに入れる、というのは受け入れられないことが多いのです。でも、マイクロソフトのターミナル、というと受け入れてもらえたりする。 そういう現場で働くエンジニアも未だに多いのが実情。だからこそ、Windows Terminalというのはそういうエンジニアにとっても、とても大事なピースなのです。

なんか長くなりました。まぁ、そんな事を思ってWindows Terminalを使っているので、それを伝えたかったんですね。 なので、少しでも多くの人が、こういうものを通じで「笑ってお仕事」できるようになって欲しいな、という話でした。

トークと資料

タイトル 登壇者 資料
勉強会のニューノーマル sapi_kawahara speakerdeck.com
TBD soudai1025 [資料が公開されたら追記します]
わたしのまわりのニューノーマル(むりやり)3選 hmatsu47 speakerdeck.com
令和に使うTerminal(Windows編) kabukawa github.com
ススペルを発見するmisspellのご紹介 papix speakerdeck.com
このコードなんですけど、、、 Dai Okabayashi static.bayashi.net
TBD karupanerura [資料が公開されたら追記します]

ツイート

ツイートはこちら。オンラインになって、Zoomのチャットとツイートで分散したというのも有るのか、少しツイート数が減った気もします。

twitter.com

まとめ

今回も楽しく参加できました。そして、吉祥寺.pmで初めて喋ることができました。 聞き専だったので、やっと参加者って気持ちになれた気がします。機会があればまた喋ってみたいです。 ありがとうございました!