6/27(金)は「DevRel/Community #3」に参加してきました。
会場は サイボウズ株式会社 さん。
今回はステージ側ではなかったですが、相変わらずきれいで広いですね。 小さな机がついた椅子でPCで入力がしやすいですし、Wi-Fiももちろん完備です。 また、スピーカーに向けたディスプレイなどもあってとても話しやすいスペースだと思います。 サイボウズ株式会社 さん、会場の提供、ありがとうございます!
目次
タイムテーブル
Time | Note |
---|---|
19:00 | 開場 |
19:15 | 挨拶&趣旨説明 |
19:20 | 自己紹介 |
19:30 | おだしょーさん@ Microsoft + 大平さん |
19:55 | SORACOM UG 木澤さん、大竹さん |
20:20 | 休憩 |
20:30 | 中津川さん@MOONGIFT + kabukawaさん |
20:55 | 5分LT Akiyoshi Tsuchida さん 、 m. ishizaki さん、テルヌマ さん |
21:10 | 懇親会 |
22:00 | 終了 |
内容
今回の司会は田中正吾(@1ft_seabass)さん。相変わらずの軽妙かつ流れるような進行です。
そしていつものように、飲食ははじめから。 この勉強会でなぜこういうスタイルでやっているのかは、DevRel meetupの主催者である中津川さんからセッションの中で話があったのですが、個人的にはすごく良いなと思っています。
で、久しぶりに3本も飲んじゃいました。飲み会で勉強する感じで、まぁ、自分がしゃべる頃にはいい感じに出来上がっていたという。。。
当日のツイートはまとめられていますので、雰囲気を感じたい方はぜひこちらもどうぞ。
あと、大事なお知らせが。 DevRel Con TokyoというDevRelに関する日本最大のイベントが有るのですが、こちらは海外からのスピーカーも多く、全編英語で行われています。機械翻訳はあるものの、海外のDevRelの人の話を直接聞けるという意味では英語で聞ける貴重な機会ですし、1時間位聞いていると耳が慣れてきて何を言っているかの触りくらいは理解できるようになるので、英語のみというのはとてもいいと思っているのですが、ハードルが高いなぁと感じるのも確か。と思っていたら、なんと日本語だけのDevRelのカンファレンスが開かれることになりました!
英語だから、、、と迷っていた皆さん。このカンファレンスは日本語ですよ!参加費用も破格の3000円!是非参加してみてはいかがでしょうか!
Microsoft Communityの中の人と運営者
おだしょーさん@ Microsoft + 大平さん
[資料は公開されたら追加します]
なんというか、さすが中の人というおだしょーさんと、そこに参加している大平さんの掛け合いがとても楽しそうなのが印象的でした。 所々にぶっちゃけ話が入りつつ、でもそれが決してDisではない。 大平さんに至っては、楽しい!という前向きな言葉がちゃんと伝わってくる。 今更ですけど、企業と技術者のコミュニティって、こういうふうに楽しくできるんだと思ったし、それが周りにもちゃんと波及していっている。 フィードバックがちゃんと次につながっているんですよね、これって。 もちろん、裏ではいろいろな苦労もあるんだと思うんだけど、それでもこの「楽しい」といえる雰囲気っていうのが作れるところはすごいな。 そんなふうに感じた20分でした。
お二人とも DevRel Meetup で知り合うことができた方々なのですが、SIer出身という話を聞いて「こういう生き方もあるんだよな」と改めて思いました。 もちろん、全員がSIerを飛び出して同じようになれるかと言えば、そんなことは無いんだけど、それでも「なれるかも」「楽しい世界に行けるかも」というのは、一歩を踏み出すきっかけになるし、すごく素敵なことだなと思いました。
参加してみたい、興味が出てきたという方はこのあたりから参加してみてはいかがでしょうか。
Microsoft MVPに興味がある方はこちらも。
司会の田中正吾さんのMVPに関するエントリがわかりやすく書かれていますのでこちらもどうぞ。
SORACOM UGの場合
SORACOM UG 木澤さん、大竹さん
[資料は公開されたら追加します]
こちらもさすがの掛け合いというか、UGの特徴を伝えるのがものすごくうまい。 SORACOMのサービスはAWS上で構築されていて、CEOの玉川さんもAWS出身ということで、AWSのJAWS UGのようなコミュニティ活動に理解がある。 セッションの中で出た話も、ユーザーを巻き込んでいくことで
- 情報が勝手に集まってくる
- ユーザー同士がつながってどんどん広がっていく
- 認知度が上がる
- フィードバックが増える
というループが回るようになっていく過程が、すごく面白いなと思いました。
あと、SORACOMの仕事であるIoTの世界は「総合格闘技」で、求められるスキルは「フルスタックでフルスケール、縦にも横にも広いレンジが必要」という話はすごく納得できるし、やりがいがありそうだなと感じました。(自分ができるとは言ってない)
最後に「なぜコミュニティに参加し続けるか?」 途中、マンネリ期はあったものの、最終的には「楽しいから」。そして中の人とコミュニケーションができること。 give & giveという考え方はとても共感できるものでした。
SORACOMさんのサイトに有るUGの紹介ページ。コーポレートページに載っていると公式感ありますよね!
Connpassのイベントページはこちら。
How to make DevRel Meetup、The purpose for developers to join the community
中津川さん@MOONGIFT + kabukawaさん
[資料は公開されたら追加します]
最初は中津川さんのセッションから。
2015年にDevRelのサービスを開始したが、当時はDevRelは殆ど知られて無くて説明を毎回するのがしんどいし、重要性を中々理解してもらえない。 そして、一人でやっていることぶっちゃけ寂しい。 そして、DevRel Meetupではイベントのフォーマットを作っている。なぜフォーマットがが必要か?というと
- 慣れる
- 水平展開できる
- 合意形成が簡単
有料イベント、自己紹介は必須、全員で後片付けなど。
初めて参加したときは自己紹介とかちょっとドキドキしたけど、終わってみれば「なるほど」と思うことが多くて2回目からは自然に受け入れられたし、今は「無いと違和感を感じる」くらいのものになっているなぁ、と。他の項目もそうなのですが、こうやって話を聞いているうちに「勉強会で必要なことはすべてDevRel Meetupで教わった」という気がしてきました。
「Communityに参加する人はお客様じゃなくて仲間」
これ、本当にそう思います。。。
自分の発表資料はこちら。
www.slideshare.net
資料は英語ですがぐーぐる先生に翻訳してもらったものなので、元の日本語を載せておきます。
開発者がコミュニティに参加する目的
きっかけ
- コミュニティに参加するようになったきっかけ
「それで、あなたは何をしている人なんですか?」
何も答えられなかった。何一つ言葉が出てこなかった。そして、理解した。僕は、何一つやっていないんだ。
カイゼン・ジャーニー
第01話 会社を出ていく前にやっておくべきこと
仕事に対する危機感
- 客先常駐
- 年齢的な問題
- 仕事の内容的な問題
- 業界構造的な問題
このままで良いのか?という自分に対する問い。
そもそもの問題
- 技術者同士のつながり
- 客観的な視点
- 孤独感
- 技術力
なんとかしたいと思っても変えられなかったという想い。
開発者がコミュニティに参加する目的
開発者がコミュニティに参加する目的
- 技術者同士のつながり
- 客観的な視点、孤独感をなんとかしたい
技術
- 具体的な何かに対するものというよりは、動向、考え方などの入力
- 小さな世界だけが世界の全てではない、という発信(出力)
私はこれらを通して、現状を変えていきたい
- 半年間、仕事を辞めて勉強会などのコミュニティに参加しまくり、入力と出力を続けた
- その活動を始める切っ掛けとなったコミュニティの一つがDevRel meetup
- コミュニティの力ってすごいな、と本当に思った。
165回
- 勉強会/meetup参加
ブログポスト数 96
- 2018年10月から12月の投稿数
93%
- DevRel meetup関連のイベントへの参加率
行動
- 変えていくために行動した結果
うまく行っていること
- 少なくとも自分の存在を知ってもらえるようになってきた
- アウトプットがより遠く、より広く届くようになってきた
- 自分自身がなにをすべきか、考えられるようになってきた
イベントの参加者=コミュニティの参加者
ギャップを感じること
- 元々メッセージを届けたかった層には何も届いていない
- SNS禁止、勉強会参加者=転職予備軍といった考え方をする会社はまだまだたくさんある。
ここを変えるにはどうしたら良いのか?
個人的な考え
- 企業と開発者のためのコミュニティ。
企業と開発者はコミュニティを動かす車の両輪
一緒にやる、ということが一番大事なことではないかと思います。
これから
私はどんなことをしていきたいか。
これからどうしていくか?
- これまでの手法では伝わらない層にどう届けていくか?
- 旧来のメディア(書籍など)はまだまだ力がある。
- ゆくゆくはそういう層向けのmeetupを
技術者にとって良い世界を作るためにできることをやっていきたい。
Fast alone, Far together.
速く行きたければ一人でいけ、遠くへ行きたければみんなでいけ。
スライドは最近はGoogle Slidesで作ってます。今回のテーマは以下のものを使わせてもらいました。
スライドのデザインについてのツイートがあったので、貼っておきます。他にも色々きれいなデザインのものがあるので、よろしければこちらも参照していただければ。
LT
Akiyoshi Tsuchida さん 、 m. ishizaki さん、テルヌマ さん
[資料は公開されたら追加します]
自分のセッション終わって、もはやライフ0だったので、資料が公開されたら追記します。。。すいません。
まとめ
今回は、色々な話を聞けると同時に、自分の話もすることができてとても充実した回だったと個人的には思っています。 とても楽しかった。これだけですべてOKと思えるくらい、この場に参加できることはすごいことだと毎回思うのです。
ただ、自分の話した内容がDevRel Meetupというコミュニティの話だったかというと、他のセッションと比べるとズレていて、そこはちゃんと事前に中津川さんと話をしておくべきだったなぁと反省しています。。。地獄の話をしすぎた。 でも、話したことで少しだけ自分がやるべきこともはっきりしてきた気がするので、そこに向けて頑張りたいと思いました!
スピーカー、スタッフ、参加者の皆様、ありがとうございました!